2009-12-14

書評『マブイの往来』

『図書新聞』(2945号、2009年12月12日)に、津田睦美さん著『マブイの往来』(人文書院、2009年)に対する私の書評が掲載されました。

写真家でもある津田さんが、ニューカレドニア島の日系人の歴史を、現地や沖縄などで重ねた聞き取り調査をベースに描いたものです。文中に挿入される津田さん撮影の写真が、単に文章を補足する視覚資料にとどまらず、それ以上の「何か」を伝えようとしているあたりが印象的でした。いままでの移民史にはないタイプの新しい試みということで、なかなか面白いなあと思った次第で、そのあたりを書評にも書かせていただきました。

ところで、この書評記事の執筆者表記が「南川文理」になっていました(ちなみにWebのほうは、12月14日現在では、まだ間違ったままでした→修正いただいたそうです)。「文理」という誤記は、この仕事を始めてからやたらと増えました。郵便物の宛名とか、学生からのメールなどでも、よく間違ったまま送られてきます。以前は、名前を「ふみさと」と読まれることはしょっちゅうだったものの、表記を間違えられるのはあまりなかったのですが、「文理」というのは、なんとなく研究者とか、大学教員の名前っぽいのでしょうか・・・。